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大学受験での物理の勉強法とおすすめ参考書を全部書いてみた【高校生必見!】

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大学受験で物理を勉強する方のために、どのように勉強をするべきなのか、その「勉強法」と「おすすめ参考書」を書きたいと思います。下の方で参考書を使った勉強の「モデリング」も行っています。

大学受験は、やみくもに勉強をするのではなく、戦略を持って攻略していくようにする必要があります。僕自身夏まで部活をやっていましたので勉強を始められたのは8月からでした。この時点で人よりも遅れていたので「効率性」が求められました。

 

このページは数ある大学受験勉強法記事の中でも、特に「どれだけ効率よく・無駄を省いて勉強するのか」という部分に着目していきたいと思います。

 

基本的に「独学」することを念頭に置きます。

 

 

物理という科目について

理科の中で、物理がどのような特徴があるのかを理解することは重要です。この部分をおろそかにすると、誤った戦略を立ててしまい効率が下がってしまいます。

 

①物理は、暗記部分が少なく応用部分が多い

物化生を暗記量の比率で表すと、だいたい

  • 物理2
  • 化学6
  • 生物10

ぐらいの比率ではないでしょうか*1

物理は覚えるべき用語・公式を全て含めても生物の5分の1ぐらいしかないのです。これは同時に、物理の「応用部分の多さ」を意味します。暗記量が少ないのは、その他を応用部分で補っているからです。

暗記中心というのは「努力と点数が比例する教科」であり「誰でも努力をすれば高得点は取りやすい」です*2。ここで言う高得点とは、センター80点ぐらいを言っています。

もう一つ、暗記中心の教科というのは、「センター90点以上が非常にとりづらい」教科でもあります。90点以上を狙うのなら、教科書の隅々の知識まで取得する必要があり「効率面で考えると良くない」のです*3

これらの理由から、生物という(センターレベルで)暗記中心の教科は「理科が苦手な方がセンター80点前後を狙う」というのが、最も効率が良いと思われます*4。最終的に90点以上を狙うのならば、物理を勉強した方が効率が良いのです。

 

②初学者にとってのしきいが高い

物理と言うのは、偏差値グラフで見たときに2つの山ができる傾向があります。つまり「全然理解していない人」と「完全に理解した人」と分かれやすいということです。この原因は物理の「初学者に対してのしきいの高さ」にあります。

生物や化学・地学は「暗記」や「ルールを覚えて当てはめる」と“中学までと共通する勉強”が中心になります。しかし物理はまず「身のまわりの現象を数式で表す」と“今までにやったことのない”ことをやります。この概念理解の部分が、物理のしきいを上げているのです。慣れるまでに時間がかかるということですね。

ただ一回慣れてしまえば、①で書いたように暗記量の少なさからどんどん理解が進みます。「勉強量と点数が比例」するわけではなく、「ある程度勉強を続けていると、ある日階段を上ったかのように視界が開ける」といった印象があります。しばらく辛抱が必要ということですね。これが偏差値を2つに分けている理由であります。

 

③コテコテの理系が履修する

文系物理というのが珍しがられるように*5、数式をいじることの多い物理はコテコテの理系が集まります*6

センター試験での平均点は物化生地で見たときに必然的に物理が高くなりますが、注意して欲しいことは「物理が一番平均点が高い→それじゃ理科は物理選ぼう!」というようにならないでほしいということです。

今言ったように物理はコテコテの理系が履修していますので、センター試験では平均点が高くなって当たり前なのです。*7またセンター試験は、物化生地で問題で平均点が20点以上ついた場合「得点調整」というものが行われています。

物理は平均点が高くなる傾向があるので、得点調整で(相対的に)点数が下げられる可能性があります*8

 

④国語力は必要

ある程度の大学の2次試験になると論述問題が出されます。この論述問題は基本的に論理的に答えていけば良いので、ある程度訓練をしていくことでできると思います。ただ注意しなければいけないのは、問題文の長さです。難関大以上になると、物理の問題は訳が分からんくらい長かったりします。

A4まるまる1枚に問題文の説明が永遠に書かれていて、最後の一行にちょろっと(問)なんて書かれているものも…。

こういった問題は後述する重要問題集のB問題などで訓練ができますが、読解力と速読力がないと、大学によっては時間内に解き終われないということもありえます。センターでは心配は不要です。

 

 

ここまでをまとめると、物理と言う教科は

  • (センターで)90以上を狙うなら履修すべきだし、80でいいなら生物の方が効率が良い
  • 片手間でなく、ある程度時間をとって勉強をしていかないと、点数は低いまま
  • 勉強をしているとある日視界が開けるような感覚がある
  • センターの平均点は高くなる傾向
  • センターの得点調整により点数が(相対的に)下がることを覚悟する
  • 2次試験でやたらと問題文が長いところもある

といったところです。

 

こんな感じで大学受験ではとにかく情報が合否を左右します。その他の志望校などの情報は

www.yukihy.com

などで早めに効率良く集めることをオススメします。

 

 

勉強法(参考書の使い方)

どのように勉強するのかを説明します。

効率を考えた際、参考書はそこまで多くは買わず、数冊を丹念に使います。

基本的に3周します。

1周目 単純に読み、問題を解く。合っている問題の問題番号に斜線を引いていく

2周目 1周目で合っていてもいなくても、もう一度解く

3周目 以後間違っていた問題のみ解き、合うまで繰り返す

以上です。周回を繰り返す度に問題数が減っていき、楽しいです。

ただこれらは勉強し始めて前半のやり方で、後半の問題演習の際は

1周目 解く

2周目 以後間違っていた問題のみ解き、合うまで繰り返す

といった形です。いろいろやりましたがこのやり方がベストだと思います。

 

 

参考書紹介

よく「物理学は暗記だ!」と言っている記事がありますが、これはインパクトを与える文章なので惑わされてはいけませんよ。物理は理解です。

暗記するのであれば、辞典のようなものを買って、ひとつづつ覚えていけば良いでしょう。しかし理解するためには、その人その人のレベルに合わせて参考書を選んでいく必要があります。つまり物理の勉強の効率を最も上げる方法は、自分に合った参考書を見つける。これに限ると思って良いです。

11月ぐらいに「物理が全然できなくて、でも時期的に入門書を読むのは気が引ける」と思う人も、入門書から読むのが最短です。

 

難易度*9

★☆☆☆☆入門書レベル

★★☆☆☆センターレベル

★★★☆☆MARCHレベル

★★★★☆旧帝レベル

★★★★★最難関レベル

 

入門書

この段階の学習が、今後の勉強の吸収効率に影響してきます。そういった意味で最も重要な段階と言えます。

難易度★☆☆☆☆

おススメ度★★★

形式  解説

対象は物理初学者&物理が本当に分からないといった人向け。物理を「イメージ」として捉えなおさせてくれる本。初学者に対するバイブル的な本です。おそらく何万人もの受験生に救いの手を差し伸べてくれた本です。

内容もしつこいぐらい説明されており、非常に分かりやすいです。さすが予備校の先生といった感じです。

この類の初学者向けの本は、「本質をついていない」「これでは物理が分からない」などの反発を受けやすいですが、この本の目的はあくまでも「イメージをつくること」。本質をついている、ついていないというのは関係がなく、論点がずれた指摘と言えます。「わかりやすさ」という目的に特化した本であり、非常に良書です。

感の良い方はこの本のみで視界が開ける感覚が出てくると思いますよ。

 

難易度★☆☆☆☆

おススメ度★★☆

形式  解説

上に書いたものよりも若干難易度が高めになっていますが、ほぼ同じレベル。

上とどちらかをやればよく、両方やる必要はありません。上の本を読み比べてみて、好きな方を使えば良いと思います。

 

参考書&問題集

難易度★★☆☆☆

おススメ度★★★

形式  解説&問題集

ご存知物理のエッセンス

大学生になっても近くに置いておくぐらいお世話になりました。超おススメ。

まず書店でその薄さに感動してください。無駄な文章を省き、単語の説明などを全て教科書に任せ、題名通り「エッセンス」のみ扱っていることでこの薄さを実現しています。薄いながらも十分な説明がなされていて、学習者が理解できるように工夫されています。

よくある上級の参考書にあるように、美しさを優先して「全ての法則を最小の原理から証明」をし、学習者に無駄な負荷を与えるということもなく*10、公式を「暗記」させた方が楽なところは割り切って「暗記」するように推奨しているところも、効率を考えたときには大変役に立ちます。

この本にのっている問題を全て理解した上で解けるようになると、センターは満点近くとれるようになります。さらに2次試験の問題も、中堅までの大学ではこのエッセンスの単問を組み合わせたものに過ぎないため、エッセンスの単問をマスターすることが実は近道になります。

ちなみにいきなりこれから始めると難しく思います。やはり「入門書」をやった後にやるのがベストと思われます。

 

難易度★★☆☆☆

おススメ度★★☆

形式  解説&問題集

エッセンスより若干試験に近い形式の問題で、エッセンスよりも若干難易度が高め。問題もあるので、使い方としてはエッセンスの変わりに使うか、エッセンスが終わった後に確認として使うような形か。

もし自分の受ける大学の問題がこれぐらいなら、演習として使うべき。良書ではあり、分かりやすいが役割を考えるとあまり必要とは思えない。

 

難易度★~★★★★

おススメ度★☆☆☆

形式  問題集

教科書併用問題集としてくくらせてもらいます。

難易度が、基礎の基礎から受験レベルまで網羅されているのですが、先生の解説の後で使うように作られているため解説がほぼなく、要点も分かり辛い。

もちろん授業で使う分にはこれ以上ないものでしょうが、今回は「独学」や「効率」というものを意識したものなので、目的が違うこれらはおススメ度1としました。

大学受験対策を教科書併用問題集でするのは、(解説が必要でない人以外)非効率だと思います。

 

難易度★★★☆☆

おススメ度★★☆

形式  問題集

エッセンスと同じ著者のため、つなげていくと解説が一貫していて分かりやすいと思います。

問題の難易度としてはマーチレベルぐらいですが、これらの大学はエッセンスでも十分対応可能なので、ここまでやる必要があるかと言われるとちと微妙。エッセンスは単問なのに対し、これはより入試問題に近い形にあります。エッセンスとの違いはそれくらいかな…?

なので対象は、「マーチレベルでエッセンスをマスターし、かつ物理で高得点を取りたい方」と絞られます。

 

難易度★★★☆☆

おススメ度★★☆

形式  問題集

上と同じです。浜島さんの解説が嫌いな人はこちらを使うとよいでしょう。駿台のこのシリーズは化学も含めてあまりクセがないため、非常に使いやすいです。

対象も同上です。

 

難易度★★★★☆

おススメ度★★★

形式 問題集

ご存知重要問題集。数研出版のこの当たりのは解説が少なく、旧帝大を目指すレベルの人がガンガン問題を解いていくために使われるものです。ちなみにこれでも昔よりは解説が増えたようです。

この問題集の最大のポイントはその網羅性でしょう。多くの受験生がこの問題集を使い、この問題集を(A問題だけでも)全て解くということで、決まった形の問題は全て解いたという安心感が得られます。この安心感を得られるのが一番でかいのではないでしょうか。

また全ての問題が過去の大学入試問題*11から使われているので、問題の形が非常に実践形式。難関大特有の超長文問題を体験できます。

大学側は良問をつくることで、この問題集に(~大より)と大学名が引用されるので、宣伝のためにあえてこの問題集の好みに合わせたような問題を作るかもしれません*12

 

難易度★★★★☆

おススメ度★★☆

形式 問題集

浜島さんの本は「エッセンス」→「良問の風」→「名問の森」と3部構成になっていますが、エッセンスからこれにとんでも十分理解できます。重要問題集が「網羅性」に対して、この問題集は「質」を重視していると思います。

一問一問が重く、そして解説が詳しい。このレベルの問題集で解説が詳しいというのはあまりないのでそれだけで重宝します。問題ごとに難易度が細かく表示してくれていて、一部に数Ⅲの極限を使った超高難易度の問題も含まれています。

もう一度言いますがこのレベルの問題集でここまで細かく解説がある本というのはほぼありません。

ここからは好みの問題ですが、僕自身このレベルで物理を勉強している人にとって、「解説の詳しさ」と「網羅性」だったら「網羅性」の方が重要かなと思います。そういった面でおススメ度を2にしましたが、良書には変わりありません。

 

難易度★★★★★

おススメ度★★☆

形式 問題集

やったことありません。この問題が必要な大学は受けてませんので。

非常に高難易度、そして圧倒的ボリュームの問題集です。東大・京大・東工大とかに行く人向けでしょうか?非常に対象は絞られ新設設計とは言えないつくりですが、この難易度の本がそもそも無いので、これ以外使うものはないのではないでしょうか?

先輩で東大理Ⅲ行った人は高2でこれを終わらせてましたし、やっぱりそういう人向け…。

 

難易度★★★★★

おススメ度★☆☆

形式 問題集

おススメしません。まず本の名前に騙されてはいけなく、この本の入門というのは「学問」としての物理学への入門という意味です。内容は微分・積分や極限などを駆使し、高校で習った物理学を最初からもう一度焼き直すとう超ハイレベルなものです。

しかし受験物理ではそんなものは必要なく、非効率極まりないです。微積を使った物理は大学に入ってから嫌というほどやればよく、高校ではやる必要はありません。

アマゾンのレビューを見ると「これが物理の本質っ!」と豪語されていますが、大学に入ってからそれこそ「物理入門」としてこの本をやろうとすると、誤った記述や誤解の生む表現が多くあり、結局他の良書を買うことになります。何にも本質じゃないですし、これを薦めている人は大学物理をやったことがないのだと思います。

僕は誰を対象として書かれているかが分からなかったです。

あえて対象をあげるとしたら、東大理Ⅲ受験のような超人的高校生が「受験勉強に飽きて暇つぶしをしたく、かつ物理の考え方を知りたい」といったところでしょうか。*13

 

効率良く学習できるサイト(有料)

上までのは参考書ですが、最近ではスマホ・ PCでいつでも学べる教材が増えています。

その中でもダントツのクオリティ(&安い)のが下のスタディサプリです。

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【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

 

もし仮に、これから塾に通おうとしている方がいましたら、一旦スタディサプリをやってみることをオススメします。

 

塾というのは友達がいるなど非常にモチベーションを保ちやすいことが利点ですが、内容のレベルだけでしたらスタディサプリとほぼ同じなので、自分でモチベーションを保ってやれるという方でしたらかなり安いスタディサプリがおすすめです。

 

2週間は無料期間で、1ヶ月も980円なのでヘタは本を買うよりコスパ良いです。

 

勉強の流れモデルケース

3つのケースに分けて、どの本を使っていくべきかの例を書いていこうと思います*14

僕個人で考えているので、本が偏っています。また入門書から初めていますが、ある程度できる方はスキップして良いです。

 

①センターで使うのみ。しかし高得点とりたい

物理の参考書は、なかなかセンター向けというのは少ないです。物理基礎だけでなく物理までやった方が深く学べるからです。使う参考書は、

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

の3つ。これらをしっかりとマスターした後に、センターの問題集で演習です。

エッセンスの電磁気のところはやらなくても良いかもしれませんが、その場合はセンターの演習でしっかりと電磁気のところに慣れるようにしましょう。

 

②MARCHレベルの2次試験まで

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

+赤本

こんな感じです。最後の「良問の風」は無くしても良いし、しっかりと点数を取りたい人は「重要問題集」にすると良いと思います。

 

③旧帝大レベル(東大・京大を除く)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

+赤本

こんな感じです。旧帝大はセンター含め教科数が多いので、間に合わなかったら最悪「エッセンス」→「赤本」で対応でしょうか。

 

注:これらのモデルを見て「少ない」と感じる方がいるでしょう。他のサイトを見れば「これの後にこれ!」と6冊ぐらい参考書を進めているものがありますが、それは受験生にとって「現実的」でしょうか?

受験生は決して物理だけ勉強している訳ではありませんし、正直それだけやれば点数が取れるのは当たり前です。

この記事は最初に言ったように「効率性」を求めています。最小の参考書で最大のパフォーマンスを出すことを目的としているので、時間が有り余っている方は他の記事を参考にした方がよいです。

 

最後に

「独学」で勉強する人にとって、なによりも重要なのは情報だと思ってください。この記事のように、おすすめの参考書や勉強法を書いた記事というのはたくさんありますが、結局通っている学校や、先生との相性などで、別の参考書が思わぬ働きをすることがよくあります。

そういったことを、友人たちと日常的に会話し、この参考書はどうだとかああだとか話すようにしましょう。友人通しで励ましあうということは、受験期の不安に打ち勝つカテになって支えてくれますしね。
また、僕自身非常に後悔しているのですが、志望校に関する資料というのは、大量に集めておくことが大切です。
僕は受けるであろう3つの学校のみしか持っていなかったのですが、受ける直前になったときに志望校を迷い始めて、そこからギリギリで資料請求をしたため、勉強に集中できないときがありました。お金もそこまでかかるものではないので、友人に配布する気で早めに集めておくことをおすすめします。
今はもう行っていないのですが、僕が受験のときは、毎日自分を叱咤激励してくれるメルマガなんかもありました。
正直激励はどうでもよかったのですが、ときどき送られてくる受験に関する情報や、勉強に関するテクニックなんかが非常に役立ったのを、今でも覚えています。こういったメルマガは基本的に無料のところが多いので、登録しておいて受動的に情報が入るようにしておくことも大切かもしれません。
大丈夫だと思いますが、間違ってもNaverまとめや2ちゃんねるにまともな意見があると思わないでくださいね。
Naverまとめは、基本的に作っている人によって大きくクオリティが違うのですが、大学受験においてまともな記事はほぼないです。また、2ちゃんねるは、煽りすぎてて、読みすぎると大学レベルなどで誤った価値観を持ってしまう可能性があります。十分すごいですよ、あなたが目指している大学。
 
夏まで部活動をやっていた方にとって、理科の点数というのは努力に応じて上がりやすい傾向があります。勉強したところから点数が上がっていくので、モチベーションを維持することもできます*15
 
ちなみに、勉強の計画は、自分の精神衛生のケアも含めて行うことが大切です。例えば10月ごろというのは、どの学校も模試ラッシュになると思います(進学校だと、毎週あったりするのでは)。その時に全く点数がでないとなると、不安で不安でたまらなくなりますよね。
上に述べたように、理科や社会は勉強しただけ点数に反映されやすいという特徴があります。この時期までにある程度仕上げておくことで、自分が勉強した分が「可視化」され、あなたの背中を支えてくれます*16
 
総じて、受援勉強は早めに対策することが大事ですが、常に勉強効率を上げることを意識して頑張ってください。
 
すこしでも参考になれば幸いです。

関連記事

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その他の物理記事

*1:あくまで体感であり、何かのデータを参考にしている訳ではありません

*2:もちろん生物も、難関大2次レベルになると暗記のみではとうてい不可能です

*3:もちろん取れると思いますが、この記事では効率面に着目しています

*4:効率面を言いたいのでこういった文章になってしまいましたが、生物という学問の奥深さはものすごいです。実用面を考えても、生物は物理をはるかに上回ります

*5:ただし最難関だと結構いるそうです。恐るべし

*6:これは物理学科の彼女取得率の低さからも明らか

*7:化学も高くなる傾向があります

*8:得点調整は、低かった教科を上げるだけであり、高かった点数を下げることはしません

*9:これは実際の大学レベルと言うよりかは、「問題の」レベルとして見てください。自分の大学が偏差値的にMARCHより低くても、問題がMARCHレベルならそこを見て下さい

*10:もちろん、物理を「学問」として捉えるならそれが一番美しいのですが

*11:一部オリジナルがありますが

*12:あくまで予想ですが

*13:しかしそういった方は普通に大学の本を読めると思います。具体的には「物理学科の大学生におススメする古典力学の参考書&レビュー」で書いています

*14:申し訳ありませんが、これはモデルであるので、この通りやれば必ずしも高得点が取れるものではありません

*15:国語や英語は、勉強と、点数の反映に数か月の時差があります。これはモチベーションにはなりづらいですが、早めに対策しなと間に合わないということなので気を付けてください。実際僕は、国語は間に合わなくてセンター6割と撃沈です。

*16:僕はこの時点で物理・化学は60点ほどでしたが、勉強をした範囲が満点近く、やっていないところが0点に近いというものだったので、自分の勉強法に自信を持って進めました。