Yukihy Life

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授業や生徒に時間を割けないで教員に価値は存在するのか??

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部活動というと、当たり前のように先生が行ってくれています。

僕も中学高校と野球部に所属していて、特に高校の先生は、家族・昇進・娯楽など、その生活のほとんどを犠牲にして、僕たち野球部に打ち込んでくれてました。

先生の家族との休暇は年1回のディズニーランドで、その日は僕たちも休みの日にはなっていました。

結果、公立高校ながらあと2回で甲子園というところまで行きましたし、僕たちも最高の思い出ができ、非常に感謝しています。

ただ、教育学部に所属して教育実習をするなど、「教員」という目線から見ると、これは全く当然なことではなくって、疑問視するべきところだと思っています。

 

 

教員ギャップ

どこの学校にもいると思いますが、授業というものに全く興味を持たずに、部活動ばかりやっている先生はいます。

僕も例外ではなく、理系にとって非常に大切な化学の授業が、全くやる気のない先生でした。

その人の授業は、先生は前に座って頬杖をついて、生徒一人一人に教科書を読ませて終わりとうい鬼畜プレイ。質問をしても9割は「あ〜、わかんね」って言われますし、授業中に寝てたりもします。

1年間授業を受けましたが、その人が黒板に書いた字というものを見たことがありません。

 

ただ、そんな先生でも、一部の人からは異様にリスペクトされています。それは吹奏楽部です。

 

その先生は吹奏楽部の顧問で、指揮者として生徒をグイグイ引っ張っていき、かなりの成績を出します。正直、吹奏楽部の演奏を見たとき、指揮棒を振るうあまりの美しさに人違いだと思っていました。

授業とは全く違った気合の入りようで、先生も部活をしに学校に来ているようです。授業はオマケってわけ。

 

教員ってそんなんでいいの?

ただ、教員の本職って授業ですよね。どれだけ部活動で結果を出していたって、授業がちゃんとしていないんじゃ意味ないんじゃないかと僕は思います。

 

部活動と教員

部活動は、教育にとってもはや無くてはならないものになっています。僕自身、部活動で鍛えられましたし、これに関しては、異論は無いと思います。

 

ただ、「部活動」って教員の仕事なんですが?この議論はかなり分かれるところですが、僕は教員の仕事ではないと思っています。

 

そもそも、大切、大切と言われている部活動という危険なことを、その道の玄人でもなんでもない教師に任せて良いのでしょうか?どう考えても良くないですよね、むしろ良くないから「もっと厳しくやってくれ」とか、「土日までしっかりやってくれ」とかっていう保護者の無情な声がとんできます。

 

部活動は限りなく無賃に近い労働ですし、責任は重いです。

何より子供の人生にかなり大きな影響を出す、そんな大事なことを教員がやる意味って何なんですか?生徒との親睦でしょうか?それならもっと授業準備して授業で交流して欲しいです。

 

正直、「授業・部活・生徒指導・事務・プライベート」この全てのことをこなせる教員は、稀です。どれかを優先し、どれかを捨てている訳です。最初に紹介した2人の先生も、授業を犠牲にしています。

 

教員が、教員としてどれを優先すべきかは言うまでもないと思います。授業です。圧倒的な授業こそが、先生にしかできない本職だからです。

 

部活動は外部か職を入れる

部活動に関しては、廃止されてはいけないと思いますが、それが教員に対して負荷を与えている限り、外部に委託という形をとるか、学校内に専門の職をつくるしかないと思います。

 

顧問は強制でなく(実際、強制ではないですが、ほぼ強制)、やりたい人は顧問についても良い。ただそれは、最低限の授業を提供できる人のみ、といった形をとらなければ、何も教育は変わりません。

 

優秀な先生を育てる

ある学校は、部活動は生徒の全自主性。先生は顧問と名はつきますが、活動には行かない、といった学校があります。

そこは教材研究を追求したい先生が集まり、実際、信じられないような授業をします。

 

教材研究や、生徒のことを理解しつくされた授業を提供することで、その先生のクラスは他を圧倒する成績と、学問に対する興味を出したりします。

あるクラスでは、ジェンダーをテーマとした授業を提供し、教科書を構成し直して提供することで、「物理」の点数の男子と女子をひっくり返したなんてこともやってたりしていました(物理は、基本的に男子が高い)。

これは将来、物理におけるジェンダー解消というものに影響してくるかもしれません。

 

ここまでいかなくとも、教材研究の時間というのは教員は確保されるべきであるし、それは部活動によって阻害されて良いものではないと思います。

 

あと許せないのは…

個人的に許せないのは、教師をバカにする塾講師です。僕は塾のバイトを結構やっていましたが、どの方も往々にして教員をバカにします。

生徒に向かって、「学校の先生こんなことも教えてくれないの?」なんて言っている塾講師には、もはや呆れるのも嫌になりました。その子が今後どういった目で先生を見るようになるかとか、全く考えていないです。

塾講師は、とにかく分かりやすい授業を提供すれば良いので、正直楽です。平均すれば教員のが能力は圧倒的に高いです。

 

まとめ

教員は、家族を除いたら生徒にとっては1番影響を受ける人です。しかし、その先生が生徒との触れ合いに時間を割けないという現状に、大きな不安を感じます。

よく、授業より部活動の方が得るものは大きいと言われますが、僕はそうは思いません。先生の工夫や、どの生徒にも一定の接点を持てる授業というものを通して、身につけるべくものを身につけていくと思います。

以上、まとまりのない文章でした。

教師の資質 できる教師とダメ教師は何が違うのか? (朝日新書)

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