こんにちは、二月は寒さのあまり家とカフェに引きこもっていたゆきひーです。二月は本当に寒いですが早く終わるのでいいですね。好きですよー二月。
今週はアカデミー賞授賞式などいろいろありましたが、全部見たり、特に注目している訳ではありません。僕は賞が決まった後に、「ふんふん。これはこういうところが評価されたのかー」と見るのが好きなので、これからだんだんと確認していきたいと思います。
では今週見た映画です。
ヒトラーの贋札
監督:シュテファン・ルツォヴィッツ
主演:カール・マルコヴィックス
第二次世界大戦の中、「ベルンハント作戦」に関わったユダヤ人印刷工「アドルフ・ブルガー」の証言に基づいて作られた作品。「ベルンハント作戦」とは、ドイツ政府がイギリスの経済攪乱を狙い、イギリス紙幣の贋札を大量に発行するという作戦だ。制作はマグノリア社で、同じ時代を描いた映画「ヒトラー 最期の12日間」と同じスタジオ。この映画のレビューはこちらにかいてあります。
さてこの話だが、ユダヤ人である印刷技師の主人公が、収容所に移されて、ドイツ軍の下で贋札をつくるように指示される。例によってどこまでリアルに描かれているのかは分からないが、「アンネの追憶」や「戦場のピアニスト」と比べると、同じ収容所の中でも非常にキレイて設備が整った収容所であった。シャワーでお湯が出てるし。
扱っているテーマ的には非常に重い話だが、わりとすんなり見れる。同じユダヤ人でも、贋札をつくるという技術に特化した人は、こんなふうに重宝されるんだなと思った。僕も尖ってみたい。
バスケットボール・ダイアリーズ
監督:スコット・カルヴァ―ト
主演:レオナルド・ディカプリオ
原作は「マンハッタン少年日記」という日記らしい。あらすじは、バスケットボールに情熱を燃やす青年4人組が、1人を除いて次第に麻薬漬けになっていくという話。
物語の始めでは、皆すごく好青年でバスケット一途な感じなのだが、麻薬に出会って心も体もボロボロになっていく。主人公を演じている、若かれしころのディアプリオの役漬け演技がすごく良い!ディカプリオって「タイタニック」みたいに頼りのある男前!っていう役よりも、「華麗なるギャッツビー」とか「インセプション」みたいに、どこか精神的なネジがぶっとんでいるような役のほうがピッタリだと思う。
話自体はわりと単調なものだけど、出ている人間たちのクソっぷりが良い。
ホーキング
監督:フィリップ・マーティン
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
天才物理学者ホーキング博士の人生を描いた物語。物理を勉強する身として見ておこうと思った。この博士は「車椅子の物理学者」として知られていて、業績としては「ブラックホールの蒸発理論と特異点定理」というよく分からないものだ笑(勉強します)。博士は学生のときにALSという、筋肉が次第に脳の言うことを聞かなくなり、同時に筋力が急速なスピードで落ちるという病にかかってしまう。最終的には呼吸器も動かなくなってしまうらしい。
この病は進行が非常に速く、ほとんどの人が3年から5年ほどで命を失ってしまうというものだが、ホーキング博士は現在も73歳という年で生きておられる。スピーチや会話ではコンピューターによる合成音声を使っている。
映画としては、実在する人物ということで非常に重く見ることができる良作だった。「ソーシャルネットワーク」みたいに終わり方は非常にあっさりしているが、物理に興味のある方はぜひ見てみるといいかも。ベネディクト・カンバーバッチの演技にも注目!
今週の一番!
バスケットボールダイアリー
結構好み分かれる映画だと思いますが、こういうのが好きですねー。ディカプリオが薬中毒になって、よだれダラダラ流してるのを見て「いいぞ!もっとやれ」って。個人的にディカプリオが好きってのもあるのです。ドヤ感溢れるけどどこかカッコ悪い、というような役が多いですが、演技がうまくて昔のディカプリオって本当にカッコいいですよね。
今週のお供
獅子舞[日本酒度1]
アマゾンになかったので写真です。4畳の部屋で暮らしております。
築地に行ったときに購入しました。市場の中にあるお店で、そこの店でしか扱っていないようなことを言っていました(酒造の公式サイトに行ってもない!)。そこでは3種類ぐらい売っていて、全部試飲させていただきました。秋田の酒造(金紋秋田酒造)から独自の繋がりで売っているらしく、外国人にも人気だそうです。横にはチーズも売っていて、非常に合うようにできていると言っていたのでそちらも購入。言われた通り非常に合います。
お酒自体は非常にまろやかで口当たりが良いですが、口の中に入れるとピリリと電気が流れるようなしびれが楽しめます。すごくサッパリしています。
お店の名前ちゃんと覚えとけば良かった。まさかブログに書くと思ってなかったので笑。次から頑張ります。
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今週見た映画