泣きたい時って、なぜかいきなりやってきますよね。
最近「涙活」と言って涙を流すことによってストレスを解消しよう、なんて活動が流行っているみたいですし、理由は何であれ、泣くことって価値があると思います。僕も、泣いた後は悩みが消えたり気持ちがスッキリしたり、幸せな気持ちになったりすることがあります。
ということで、泣くきっかけはどうやって作るか??もちろん、映画で決まりですよね!なかなか涙が出ない僕でも泣けた映画で、且つハイクオリティな映画を集めてみました。
有名な映画、泣ける定番も含まれていますが、そこはご愛嬌。あくまで僕の泣いた映画です。
個人差はあると思いますが、泣きたい時は是非参考に(^^)→(T T)
泣ける映画15選!
ALWAYS三丁目の夕日シリーズ
監督 山崎貴
主演 吉岡秀隆
いつの時代も、人と人とのつながりが人生のドラマを生む。
昭和30年代から40年代までをシリーズ三部作として描く。東京の下町の鈴木オートの元に、青森から集団就職で六子(ロクちゃん)がやってきたところから話は始まる。
向かいの駄菓子屋の小説家の茶川竜之介、居酒屋やまふじの美人店主ヒロミ、その友人の子淳之介など、個性的なキャラクターが温かい三丁目を形作っていく。
シリーズを通してみると登場人物の成長や変化、当時の時代の変化も楽しめる。
不器用で人間らしい葛藤で、見ていると涙がこぼれてしまう。
分かりやすく泣かせにきている作品。
Help~心がつなぐストーリー~
監督 テイト・テイラー
主演 エマ・ストーン
大学を卒業した白人の女性、スキーターはライター志望。彼女は故郷に帰ってきて友人や家族の黒人メイドに対する当然のようにしている差別に嫌悪感を覚え、ライターの卵としてメイドの彼女たちの言えない本音を本にすることを試みて・・・。
黒人差別が根強く残るアメリカで、メイドの女性たちの立場から差別を考える。というとても重いテーマだが、明るく見やすい作品で、重い内容もすんなり入ってくる。
カラフルな色合いで当時のアメリカのオシャレも見所のひとつ。重さと明るさが嫌味なくマッチした、バランスの良い良作。切ない終わり方だが、不思議と晴れ晴れした気分になれる。元気をもらえるし、黒人差別についての考えが深まるはず。
泣ける映画としてオススメ上位。
私の中のあなた
監督 ニック・カサヴェテス
主演 キャメロン・ディアス
この映画を泣ける映画の代名詞だと思う。
白血病の姉ケイトを救うため、母、父、兄はドナーになることを試みるが適合せず、新たに遺伝子を操作してドナーとなれる妹を作る。姉の命を救うべく生まれたアナだったが、ある時からケイトを救うためのドナーとなることに反発するようになる。ケイトの命を救うために全てを捧げてきた母は取り乱し、家族内で裁判にまで発展する。ケイトの命を巡り、一旦は対立する過程だったが、実は・・・。
物語は臓器提供をして白血病の姉の命を救うために生まれた妹の目線から始まる。人の生まれてきた理由に焦点を当てた名作。
不治の病を巡った話だが、登場人物の心が等身大に描かれていて共感が持てる。
病気と聞いてベタな設定かと思わずに、泣きたい時の定番としてぜひ見てほしい。
おおかみこどもの雨と雪
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監督 細田守
一人の人間の女性「花」が狼男との子ども二人をシングルマザーとして苦労して育て、娘の「雪」と息子の「雨」を立派に成長させる物語。
おてんばな姉雪とおとなしい弟雨。おおかみこどもであるために世間から隠すように育てなければならず、母花は子育ての孤独を知る。田舎に引っ越すことにした一家は、そこで新しい生活を一から始める。慣れない畑仕事、子供二人の社会生活スタートへの不安、ご近所付き合い。様々なことを乗り越えようと踏ん張り、ただただ愛を注ぐ母花を見守っていると涙は必須。
風の谷のナウシカ
監督 宮崎駿
皆さんご存知の宮崎駿監督の傑作。
優しく強い心を持ったナウシカが、しかし若さゆえの不安定さも持ち合わせながら人々を導いていく様は、見ていて涙がこぼれる。
こんなに愛に溢れていて、強くて可愛くて素敵な女の子がいていいのか!?という僕の個人的感想は置いておいて、本当に素晴らしい作品であることは間違いないだろう。
いわゆる泣かせにきている作品ではないが、僕はなぜか毎回泣いてしまうのでこの作品も加える。
もしも昨日が選べたら
監督 フランク・コラチ
主演 アデム・サンドラー
ジャケットを見ても泣けなそうだが、これがなかなかのクオリティ。コメディなのに意外にも泣けるのだ。
仕事第一の主人公、マイケルはある日ホームセンターで怪しいおじさんから人生の時間を操れる万能リモコンを手にいれる。そのリモコンによって、マイケルは面白おかしい人生を送るべくリモコンを使っていく。しかし、そうこうしているうちに人生はどんどん早送りされていき…
何気ない日々の大切さを教えてくれるアメリカンホームコメディ。
一回きりの人生をどう生きようとするかでその人の幸せ度は変わっていくという、当たり前のようで難しいことに気づかせてくれる良作。ぜひ家族や友人、恋人など誰でもいいから一緒に楽しく見てみよう!
アバウト・タイム 愛おしい時間について
監督 リチャード・カーティス
主演 ドーナル・グリーソン
こちらも、実はタイムトラベルもの。
男性だけがなぜかタイムトラベルの能力を受け継ぐ家系に生まれたティムを主人公とした物語。
メアリーという女性を愛し、結婚し、子供を産み日々の何気ない幸せを最大限に感じながら生きるという話。
恋愛がメインテーマかと思いきや、心あたたまるヒューマンドラマとしての要素も強く、また、タイムトラベル要素なども含まれており様々な観点から楽しめる。
気づいたら涙を流しているかも。ほっこりしたい時におすすめ。
きっと、うまくいく
監督 ラジクマール・ヒラ二
主演 アーミル・カーン
僕はこの映画をインド映画のなかで、特に日本受けする作品だと思う。
物語は、主人公のランチョーが大学で友人や周りの人の生き方を変えていく。インドの社会問題に切り込んでいて、現代のインドについて考えるきっかけにもなるかも。「うまくいく」と呪文のように唱え、一見最悪な出来事を乗り切っていく様はかっこよく、気持ちが良い。インドらしい歌と踊りを交えて笑いと涙を引き出しなから物語を進めていく。
見た後はスッキリする良作。インド映画初心者も三時間という長さに目をつむって是非鑑賞を。
ものすごくうるさくてありえないほど近い
監督 スティーヴン・ダルドリー
主演 トム・ハンクス
9.11で大好きな父親トーマスを亡くしてしまった主人公のオスカーは、人との関わりを持つのが少し苦手な男の子。父が残したブラックと書いた封筒に入った鍵の謎を解くため、ニューヨーク中のブラックという苗字の人を訪ね回る捜査を始める。途中で言葉をしゃべれない間借り人に出会い、彼もオスカーの話を聞き一緒に捜査することに。何人ものブラックという人物に出会うが、なかなか手がかりはつかめず・・・。
父の愛、母の愛に守られながらオスカー目線で父の死を受け入れるまでを描く。
恐怖と悲しみの中でも、着々と進もうとする主人公に涙がこぼれる。そして、圧巻の演技力。
きっと涙なしには見れない。
マイ・フレンド・フォーエバー
監督 ピーター・ホートン
主演 ブラッド・レンフロー
主人公のエリックと隣に引っ越してきたデクスターという男の子との友情物語。
引っ越してきたデクスターはエイズに感染しており、同年代の男の子から避けられていたが、エリックとまるで必然だったように打ち解ける。エリックはデクスターの病気を治すため、雑草を煎じて飲ませたり特効薬を探す旅に出たりと彼なりに精一杯友人を救おうとする。
エリックの素直で純粋な心に涙がこぼれる。友人を心から思っての行動は、時に世間の目からは認められないものにもなるが、真の友情とはこういうことなのかと考えさせられる。少年期の男の友情はすばらしいと思わせてくれる。涙なしでは見れない良作。
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監督 深海誠
主演 入野自由
高校生で靴職人を目指すのタカオは雨の日は午前中をサボることにしている。ある日、庭園でいつものように靴のデザインを考えていると、朝からチョコレートをつまみにビールを飲んでいる変わった女性と出会い、二人は不思議と会うことを楽しみにするようになり・・・。風景がとても綺麗。そして、日本のアニメのなかで「芸術性」を求めている方の作品だと思う。
何より雨の日をここまで美しく描けることに感動を覚える。
後半の盛り上がりで、きっと涙がこぼれる。ちょっと切ない青春の1ページ。46分しかない短いアニメ映画。時間が空いたら見てみよう。
チョコレートドーナツ
監督 トラヴィス・ファイン
主演 アラン・カミング
主人公でパブのダンサーとして働くルディ(アラン・カミング)は、検事局のポールと一目惚れ。ゲイのカップルが誕生する。ある日隣の家に住むダウン症の子マルコの母が、薬物所持によって捕まってしまう。
ルディたちはそのマルコを引き取り、本物の親以上の愛をマルコに注ぎ、育て上げる。しかしゲイであることが次第に明るみに出るにつれ、周囲からの視線は厳しくなり、いよいよ親代わりとして認められなくなり、マルコは施設に戻されることになってしまう…。
マルコを取り戻すため、普段は冷静なポールも声を荒げる。二人は尊厳を打ち砕かれ奇怪な目を向けられてもなお、ゲイに対する社会的差別に立ち向かっていく。必要なのは血の繋がりか、それとも愛情か。少々エグいシーンもあるが、終盤の切なさに必ず涙する。
戦火の馬
監督 スティーヴン・スピルバーグ
主演 ジェレミー・アーヴァイン
アルバート(ジェミリー・アーヴァイン)と思い出深い時間を過ごした愛馬のサラブレッド、ジョーイは、第一次大戦という時代の流れのために戦場に駆り出される。年齢の関係でまだ戦場には行けないアルバートは、ジョーイと切なく別れる。
その後、ジョーイのことを強く想うアルバートとは別に、ジョーイは様々な出会いを重ねていく。ときに騎兵隊の馬として軍人を乗せ、ときに少女を乗せ、ときには砲台を引く。
状況は転々とするものの、ジョーイに出会った人は必ず感情を揺さぶられていく。ジョーイの前では敵味方も関係ない、まさに奇跡の馬として戦場を駆け回る。
見ているこっちもうるっとする場面は何度もくる映画。
マイ・ルーム
監督 ジェリー・ザックス
主演 メリル・ストリープ
美容師のリーは、女手ひとつで二人の子供を育てている。ある日、長年連絡を取っていなかった妹と妹の病気をきっかけに連絡をとり、再会する。長男のハンクは少年院に入っていたが、一時釈放されてフロリダの母の妹の家へ行く。母には反抗的なハンクだったが、おばさんである母の妹のベッシーには心を開いていき、彼女の病気を治す手助けをしたいと名乗り出るが・・・。
メリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロなどの共演作でそれぞれの演技が光っている。
病気が要素になっているが、ラストは温かく前向きに終わる映画。温かい涙が流れるはず。
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監督 ジョン・ファヴロー
主演 ジョン・ファヴロー
三ツ星シェフのカールは、オーナーと対立してしまい料理長をやめてしまう。次の仕事を探すまでの期間おざなりにしていた息子パーシーと元妻とマイアミに行く。彼はそこでキューバサンドイッチを食べ、あまりの美味しさに自分もキューバサンドをフードトラックで販売することにする。
オンボロトラックを買い、改装し、早速マイアミからロサンゼルスの家まで移動販売を始める。カールに憧れる息子のパーシーも加わり、愉快で幸せな旅の時間が始まる。
美味しい食べ物、親子愛、友情など心が温かくなる映画。何か食べながら見ると◎。幸せの涙がほろり。
あとがき
泣ける映画と一言で言っても、自分が泣きたいときって、どんな涙をながしたいかは場合によって違いますよね。自分が映画を見ていても、その映画で泣いたというよりは、そのときの自分の状況や境遇と照らし合わせて自然に涙が出ることが多いなと思いました。
そう思うと、泣ける映画ってもっと意外なところに隠れているのかもしれないなあと思います。
いろんな涙から選んでみたので、ぜひ見てみてください!
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