Yukihy Life

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人生を豊かにするおすすめ映画ランキング50

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今までに見た映画の中でも特に一回は見てほしいおすすめのものを評論家になったつもりでランキングにしました。口調も映画評論家っぽくしたつもりです。基本的にはネタバレ無しを意識しましたが、一部普通にストーリーが書かれているものもあったりします。洋画邦画特に意識せずに入れてますが洋画のが多いかな?

ランキングはあくまでも僕個人的な考えなので、興行収入とか、~賞とかは全く関係ありませんので。賛否両論あると思いますがよろしくお願いします。原作の後ろには映画とタイトルが違う場合のみ「」でのせてあります。

それではLet's go!!

 

面倒なので1位にとぶ

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 映画ランキング50!

50位  スラムドック$ミリオネア

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 2008年:イギリス

監督 ダニー・ボイル

主演 デーヴ・パーテル

原作 小説:ヴィカス・スワラップ「僕と1ルピーの神様」

インドのムンバイに暮らす少年ジャマールは、元々スラム育ち。そんなジャマールが「クイズ・ミリオネア」に出演。そこで数々の難問に答えていくジャマール。スラムでまともな教育を受けているはずのないジャマールは、カンニングを疑われてしまう。その事情聴取で、なぜジャマールはその問題に答えることができたのか、スラム時代の苦い思い出とともに回想シーンが始まっていく…。

クイズの内容とジャマールの悲しい、暗い過去が密接に繋がっていく。その一つ一つの思い出が、現代を生きる僕たちからは想像ができないものだ。そういったスラムの生活を、ここまで面白くまとめてある映画はないだろう。

 

49位 8日目の蝉

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 2011年:日本

監督 成島出

主演 井上真央

原作 小説:角田光代

角田光代による小説の映画化。母親の愛をテーマにしたサスペンス。愛人の子供を誘拐した女、希和子の目線からの逃亡劇、のちに誘拐された女の子の恵理菜の目線からの葛藤が描かれる。

 

48位 燃えよドラゴン

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 1973年:香港・アメリカ

監督 ロバート・クルーズ

主演 ブルース・リー

ブルース・リー主演のカンフー映画。「考えるな、感じろ」などの名言もこの作品のものである。かっこいいアクションシーンは時代を超えても色あせない。

 

47位 パイレーツオブカリビアン 呪われた海賊たち

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 2003年:アメリカ

監督 ゴア・ヴァービンスキー/ロブ・マーシャル

主演 ジョニー・デップ

ジョニー・デップが主役のジャック・スパロウをコミカルかつ新鮮に演じていることが魅力。ジョニデを見るためだけでもこの作品を見る価値がある!

シリーズで出ているが、この『呪われた海賊たち』を1番オススメする。

完全な娯楽映画だが、完成された冒険物語として高いクオリティがあり、みればきっとこの海賊の世界に魅せられるだろう。

 

46位 麗しのサブリナ

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 1954年:アメリカ

監督 ビリー・ワイルダー

主演 オードリー・ヘプバーン

原作 戯曲:サミュエル・テイラー「サブリナ・フェア」

おしゃれな女子必見の映画。オードリー・ヘプバーン演じるサブリナのシンデレラストーリーである。

パリに行って女性としての魅力をあげたサブリナが輝いて見える、おしゃれで素敵な映画。

日本のPOPシンガー家入レオの楽曲『サブリナ』のサブリナは、この映画のサブリナらしい。

 

45位 愛を読む人

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 2008年:アメリカ・ドイツ

監督 スティーブン・ダルドリー

主演 ケイト・ウィンスレット

原作 小説:ベルンハルト・シュリンク「朗読者」

15歳のマイケルは気分が悪かったときに助けてくれたハンナと知り合う。ハンナはマイケルより21歳も年上だったがマイケルが彼女の家に通いつめるうちに男女の仲に。ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになりハンナは朗読のときは子供のように聞き入る。しかし、あるときからハンナが姿を消し、2人の秘密の関係が崩れてしまう。マイケルは法学部の大学生になり、ゼミでナチスの戦犯の裁判を傍聴する。そこで、なんと被告の席でハンナの姿を見つけるのだ。マイケルの知っているハンナの情報を渡せば、ハンナの罪は軽くなるとマイケルは気づくが…。ハンナとマイケルの生涯をかけた恋の話。

 

44位 フォレストガンプ/一期一会

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 1994年:アメリカ

監督 ロバート・ゼメキス

主演 トム・ハンクス

アメリカの歴史を交えながら、人より知能指数の低いフォレスト(トム・ハンクス)の半生を描いた作品。ただ純真に、がむしゃらに人生を走り続ける彼の姿に感動を覚える。

 

43位 グラントリノ

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2008年:アメリカ

監督 クリント・イーストウッド

主演 クリント・イーストウッド

フォードの自動車工を勤め、引退したコワルスキーは妻を亡くし、日本車が溢れる東洋人の街となったデトロイトで隠居を続けていた。彼の誇りは愛車グラン・トリノのみで、彼は息子たちからも嫌われ隠居を続けていた。しかしあることがきっかけで隣の家のモン族の少年タオやその姉スーに心を開くようになり、次第に温かみを持った人格へと変わっていく。コワルスキーの生き方に注目。

 

42位 ターミネーター1・2

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1984年:アメリカ

監督 ジェームズ・キャメロン

主演 アーノルド・シュワルツェネガー

ジェームズ・キャメロン監督の1984年公開のアメリカ映画。当時斬新な発想で話題を呼んだ。未来からやってきた殺人ロボットのT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネガーを一躍スターに押し上げた作品。シュワちゃんの鍛え抜かれた筋肉が素晴らしく、『2』の方ではホラー要素だけでなくハートフルな笑いもあり、バランスが絶妙。

1話と2話を続けてみることをおススメする。3は個人的に好きでないので却下

 

41位 華麗なるギャッツビー

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1974年/2013年:アメリカ

監督 ジャック・クレイトン/バズ・ラーマン

主演 ロバート・レッドフォード/レオナルド・ディカプリオ

原作 小説:F・スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」

 F・スコット・フィッツジェラルド原作。本当の善人とは一体どんな人をいうのか、主人公の葛藤が伺える。純愛とそれ以外の人間の美しさと醜さを描いた物語。1974年の作品と、2013年の作品があるが、どちらもおススメ。派手なのは後者。

そういえば、村上春樹の『ノルウェイの森』で主人公のワタナベ君がこの原作の本を何度ページを開いても新しい発見があって完璧な話とか言っていた。

 

 

40位 ニューシネマパラダイス

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1988年:イタリア・フランス

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

主演 ジャック・ぺラン

1988年公開のイタリア映画。主人公が映画に魅せられた少年時代、青年時代を回想する物語。美しいストーリーに魅せられる名作映画。

 

39位 ルパン三世 カリオストロの城

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1979年:日本

監督 宮崎駿

原作 アニメ:モンキーパンチ

宮崎駿の映画監督初作品。完成されたハイクオリティアニメ。アニメならではの表現を惜しみなくやっていて、いかにもアニメと言う感じだが、大人が見ても面白い。ルパンがかっこよすぎて、名言がいくつかある。ぜひ見るべき。

 

38位 レオン

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1994年:フランス・アメリカ

監督 リュック・ベッソン

主演 ジャン・レノ

 孤独なプロの殺し屋のレオン(ジャン・レノ)は同じアパートに住む心に傷を負った少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)と知り合う。家族を殺されたマチルダはレオンに助けを求め、弟を殺された復讐のため自分にも殺しの業を教えてくれるように頼み、訓練を受ける。そして次第にお互いが心を開いていき、安らぎと信頼を見出すようになり…。ナタリー・ポートマンの魅力が最高の作品。生意気だけど健気でかわいい子供をうまく演じている。ファッションセンスも抜群で映画自体もお洒落。個人的に最後は爆発しないほうが良い映画になったのではと思う。

 

37位 噂の2人

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1961年:アメリカ

監督 ウィリアム・ワイラー

主演 オードリー・ヘプバーン

原作 演劇:リリアン・ヘルマン「子供の時間」

 カレン(オードリー・ヘプバーン)とマーサ(シャーリー・マクレーン)は親友同士で、学校を運営している。学校の児童の憎たらしい女の子によって2人は同性愛者だと噂を流され、彼女たちは学校で働けなくなる。生活を崩され、苦労の末になんとか持ち直そうとするが、予期せぬ事実も発覚して…。とても胸糞なストーリー。可愛い役で人気を集めるオードリーも、この映画ではシリアスな表情が多い。憎たらしい子供の演技がやりきっていて素晴らしい。

 

36位 オペラ座の怪人

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 2004年(最新):アメリカ・イギリス

監督 ジョエル・シュマッカー

主演 ジェラルド・バトラー

原作 小説:ガストン・ルルー

アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカルの映画化作品。もし、ミュージカルのオペラ座の怪人をみたことがないなら、是非みてみるべき。僕はアメリカのブロードウェイでこのミュージカルを見る前にみたけれど、本当に見てよかったと思う。ミュージカルの中でも最高峰に有名な作品であり、歴史も長い。悲しい恋の話であるが、何より歌と構成が素晴らしい。

 

35位 ジュノ

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2007年:アメリカ・カナダ

監督 ジェイソン・ライトマン

主演 エレン・ペイジ

16歳にして予期せぬ妊娠をしてしまった女の子がそれでも自分らしく強く生きていく物語。主人公の高校生ジュノ(エレン・ペイジ)は予期せぬ妊娠をしてしまうが、中絶をすることなく冷静に現実を見つめ解決をしていこうとする。淡々と物語が進行する、心温まるハートフルコメディ。

 

34位 風と共に去りぬ

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1939年:アメリカ

監督 ヴィクター・フレミング

主演 ヴィヴィアン・リー

原作 小説:マーガレット・ミッチェル

 ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの超名作映画。マーガレット・ミッチェル原作の映画化作品。壮絶な愛の話で、ここで説明することは難しいが、この話は一人でも強く生きる女性像を示し、世界に影響を与えた名作である。ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラはわがままで自分勝手で不安定、男にちやほやされ肝心の恋では空回りするという一癖ある性格だが、この当時の女性としては稀に見る自立心あふれ情熱を持った人物であったためこの映画が評価されたのだろう。ヴィヴィアン・リーが複雑なスカーレット・オハラを上手に演じきっているところに注目したい。

 

33位 ラースとその彼女

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2007年:アメリカ

監督 グレイグ・ガレスピー

主演 ライアン・ゴズリング

シャイで心優しい青年のラースは女性と話すのが大の苦手で兄のガスとその妻のカリンはラースを気にかけていた。そんなラースがネットを通して知り合ったというビアンカを彼女だと紹介してきた。しかし、その彼女はアダルトサイトで販売されているリアルドールだった…。

リアルドールを買って恋をするなんて普通の人間ならば考えられないだろう。しかし僕たちは子どものころから人形に魂を吹き込んだりしている。それとこれとは何が違うのだろう?物語が進むにつれて、ラースの、ビアンカへの熱い思いが周囲の人達を変化させていく…。そういった心の変化というものを感じ取れる、ただ単にお笑い映画ですませられない心温まる社会派映画だ。

 

32位 ハリーポッターシリーズ

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 2001年~:アメリカ・イギリス

監督 クリス・コロンバス

主演 ダニエル・ラドクリフ

原作 小説:J・K・ローリング

夢のある魔法の世界の話。原作が優れていたため映画もハイクオリティで大ヒットした。賢者の石から死の秘法パート2まで、主演のダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンの成長も楽しめる。巻を負うごとに内容は子供向けから大人向けへとハードになっていく。きっと永遠に語り継がれる名作となるだろう。

 

 31位 ドリームガールズ

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2006年:アメリカ

監督 ビル・コンドン

主演 ジェイミー・フォックス

原作 ミュージカル:トニー・アイン

 ブロードウェイミュージカルの『ドリームガールズ』が原作。メアリー・ウィルソンという伝統的な黒人女性グループのメンバーの一人の自伝がベストセラーになり、ミュージカルになったものが映画化した。黒人というハンディを背負った才能ある女性たちが努力の末に成功を勝ち取る。その過程には様々な苦しみや葛藤もあり、それぞれの人物が居るべき場所におさまっていく様子が描かれている。

 

 30位 グッドウィルハンティング

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1997年:アメリカ

監督 ガス・ヴァン・サント

主演 マット・デイモン

 天才的な頭脳を持った大学の清掃員をしていた青年ウィルは、ある時教授ランボーが出した数学の難解な問題をスラスラと解いてしまう。ウィルの非凡な才能を開花させようと、ランボーは手を尽くすが、ウィルは鑑別所入りを繰り返すような青年であった。彼を更生させるため、ランボーは心理学者のショーンを紹介する。心を開かないウィルだったが、ショーンの最愛の妻を亡くしたという過去を知り、次第にショーンに心を開くようになっていく。心温まるウィルの成長物語。人生で大事なことは何なのか、心理学者のショーンが教えてくれるヒューマンドラマ。

 

 29位 ロミオとジュリエット

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1936年~:アメリカ

監督 ジョージ・キューカー

主演 ノーマ・シアラー

原作 戯曲:シェイクスピア ウィリアム・シェイクスピアの戯曲の映画化作品。中高生の安っぽい恋愛を盛大に語り、悲劇のラブストリーの代名詞となった、と言ったところの原作だが、世界的に有名な傑作であることには変わらない。恋愛しかすることがなかったような時代の作品で、現代の感情ではついていけない部分もあるが、偉大なウィリアム・シェイクスピアの作品に気軽に触れられるためおススメする。1968年の原作に忠実なものと、1996年に制作された『ロミオ+ジュリエット』という台詞はそのままであるが時代設定を現代のブラジルに替えたものもあり、どちらをみても楽しめるだろう。

 

 28位 ライフ・イズ・ビューティフル

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1997年:イタリア

監督 ロベルト・ベニーニ

主演 ロベルト・ベニーニ

 明るく陽気な性格のイタリア系ユダヤ人のグイドの物語。恋をして結婚し、愛すべき息子をもうけるが、しだいに戦争が激しくなりユダヤ人である彼と息子のジェズエは強制収容所に入れられてしまう。妻のドーラも後を追って収容所に入る。しかし、グイドは強制収容所の中でも希望を息子に与え続け、持ち前の明るさで最悪の状況を乗り越えようとする。最後まで陽気な彼の生き方を貫き息子を守り抜いた彼の生き方の物語。

 

 27位 マイ・フェア・レディ

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1964年:アメリカ

監督 ジョージ・キューカー

主演 オードリー・ヘプバーン

原作 戯曲:ジョージ・バーナード・ショー「ピグマリオン」

 オードリー・ヘプバーンの名作ミュージカル映画。ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の映画化作品。言語学専門のビギンズ教授(レックス・ハリソン)は、オードリー演じる下町生まれの花売り娘イライザを上品なレディに生まれ変わらせることが出来るかを友人のピカリング大佐と賭けをする。イライザはそんな賭けのことは知らず、教授たちの実験台として訓練を受ける。しかし、hを発音できなかったりと様々な苦労があり、イライザが立派な淑女になったころにはビギンズ教授は彼女を大切に想うようになっていて…。

華やかな衣装も見所のひとつである、とても華やかな作品。ヒロインのオードリーは35歳だったが、21歳くらいを演じている。さすがである(笑)

有名な『スペインの雨(The Rain in Spain)』や『踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)』も含まれている、素晴らしい名作。しかし残念ながら、オードリーの歌声は低すぎたため、歌の部分はマーニ・ニクソンが吹き替えている。

 

 26位 依頼人

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1994年:アメリカ

監督 ジュエル・シュマッカー

主演 スーザン・サランドン

原作 小説:ジョン・グリシャム

 11歳のマークと弟のリッキーは、森で自殺の現場を目撃する。そのことでマークは、事件に関係する議員やマフィアに付け回されるようになる。マークはたった1ドルで女性弁護士のレジー・ラブを雇う。マークの家族は21歳の母、ショックで口のきけなくなってしまった弟のリッキーである。マークは家族と自分の身を守るために葛藤し、自分にできる最善を尽くそうとする。普段は生意気でワルぶっている彼だが、弁護士のレジーに心を開いていき、11歳とは思えない働きを見せる。ブラット・レンフロ演じるマークの生意気だが子供らしく自立した演技に注目。他にも、トミー・リー・ジョーンズやスーザン・サランドンなどにも注目。

 

 25位 ギルバート・グレイプ

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1993年:アメリカ

監督 ラッセ・ハルストレム

主演 ジョニー・デップ

原作 小説:ピーター・ヘッジス

ジョニー・デップとディカプリオの共演作。家族の絆を描いている。ジョニー・デップ演じるギルバートは生まれてこの方アイオア州から出たことがない。彼には重い知的障害を持つ弟のアーニー、二人の妹、夫の自殺から七年間も家から外に出たことがない過食症で肥満の母親がいた。そんな彼に旅の途中の自由で明るい少女、ベッキーとの出会いがあり…。守らねばならない堅苦しさの中にも希望と自由を見出すギルバートの物語。作品中で障害のある少年を演じているディカプリオが天才だと言わざるをえない。この映画でディカプリオはアカデミー賞にノミネートされた。是非見てほしい名作。

 

 24位 バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

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2004年:アメリカ

監督 エリック・ブレス

主演 アシュトン・カッチャー

 北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こるというバタフライ効果を題材にしている。自分には過去に戻れる能力があることを知った主人公のエヴァン(アシュトン・カッチャー)は幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまっていたことを悔やみ、過去に戻って運命を変えようと決意する。しかし、良かれと思って修正したはずが、運命は思いもしない方向に誘われ…。自分の行動によって大きく未来が変わっていくというのは日常ではあまり意識できないが、実際はそうなのかもしれない。大胆なストーリーで繊細さはあまり感じられないが、運命の不思議さを考え、人生とはどうやって作っていくものなのか考えるきっかけとなってくれる作品。

 

23位 お熱いのがお好き

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1959年:アメリカ

監督 ビリー・ワイルダー

主演 マリリン・モンロー

訳あって女装してジョセフィン、ダフネとなってマフィアから逃げているサックス奏者のジョーとジェリーは、女性歌手でウクレレ奏者のシュガーに恋をして…。この映画はマリリン・モンローの可愛さが絶頂の映画。みればきっと彼女の魅力にはまってしまう。マリリン・モンローはセックスシンボルとして名を馳せており、セクシーの代名詞である。金髪、赤い口紅、口元のホクロだけでも彼女を思わせる。それほどの個性と実力の持ち主は他にそうそういないだろう。

映画の中の彼女は美しくセクシーで可愛らしいが、撮影の現場ではトラブルメーカーだったようで、遅刻の常習犯、精神的不安定など現実とのギャップもあったようだ。しかし、映画の中での彼女は本当に愛らしく、モンローを見るためだけでもこの映画をみる価値はある。数ある彼女の映画のなかで、質の高い映画であるこの作品をおすすめしたい。

 

 22位 プラダを着た悪魔

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2006年:アメリカ

監督 デヴィッド・フランケル

主演 メリル・ストリープ

原作 小説:ローレン・ワイズバーガー

アン・ハサウェイとメリル・ストリープの共演作品。アン演じるアンドレアはジャーナリストになる夢を実現させるべく、ファッション誌『ランウェイ』の編集長ミランダの秘書になる。しかし、ミランダは悪魔のように厳しい編集長であった。アンドレアは無茶な要求をしてくるミランダの元で働きながら、彼女に認められるような秘書を目指す。そして、めまぐるしく進歩し、妖艶でファッションセンスも抜群の秘書へと成長をとげていく。しかし、その過程で失ったものもあり…。メリル・ストリープ演じるミランダの悪魔っぷりがいい。女優としての才能がものすごい。女性向け恋愛映画にファッションと仕事が加わったもの、などではおさまらない貫録のある映画。男性でも楽しめる、がんばる人を応援する作品。

 

 21位 タイタニック

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1997年:アメリカ

監督 ジェームズ・キャメロン

主演 レオナルド・ディカプリオ

 ジェームズ・キャメロン監督の傑作。なによりレオナルド・ディカプリオの魅力がすごい映画。恋愛映画に含まれながらタイタニック号の悲劇的な最後も描いている。

この映画をみるべき理由は、悲劇のロマンスだからではない。また、タイタニック号の悲惨な事件について知るためでもない。この映画のすごいところは、前半と後半で全く違う雰囲気を持っていて、前半はラブロマンスとして楽しみ、後半はパニック映画としてスリルを楽しむことが出来るところである。この映画によってディカプリオは『世界の恋人』と言われるようになる。たしかにそれだけの演技をしている。顔がそこまでイケメンというわけでもないのに(自分のことは棚に上げよう)、羨ましい話である。

女性を引き付けてやまない彼の演技に大注目だ。そして後半は一転してハラハラドキドキの展開となる。生きるためには汚い行いもいとわない人、最後まで守るべきものを守ろうとする人、人間の本性のようなものを垣間見る瞬間だ。そして、迫力の船の沈没シーンにも大注目だ。人がごみのようにポロポロと船から落ち死に向かう様子は恐ろしく残酷だが、ここまでの迫力とリアルさを表現できた技術に拍手を送りたい。みるべき作品である。

 

 20位 ALWAYS三丁目の夕日シリーズ

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2005年:日本

監督 山崎貴

主演 堤真一

原作 漫画:西岸良平「三丁目の夕日」

 みたことのある方なら分かると思うが、めちゃくちゃ感動させにきている映画。しかし、今の日本人には忘れられてしまっているものがこの映画の中にはある。今の日本人にそれがないわけではないが、避けてしまっている人と人との熱い心のぶつかり合いがその一つである。また、この物語の時代に生きていなかった僕にもなぜか懐かしさを感じさせてくれる。ほとんどすべての背景はCGだそうだが、そんなことは関係がない(笑)

この時代と今、どちらがいいどちらが悪いという話ではなくて、たまにはこうした感動させにきているあつーい話を見て、涙をだらだら流してほっこりするのも大切なのだと思う。

 

 19位 ヘヴン

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2002年:ドイツ

監督 トム・ティクヴァ

主演 ケイト・ブランシェット

 イタリアで英語教師をしていたフィリッパは、殺された生徒や夫の復讐のため時限爆弾をビルに仕掛けるが、誤って罪の無い人を殺してしまう。逮捕され、取り調べの通訳をした男性と恋に落ち、脱獄を企て…と、ストーリーは現実味が無いと言われればその通りと言わざるをえないが、見ていると話に入り込みそれが気にならない。フィリッパは罪の意識をぬぐう為ボウズ頭にするが、演じる女優のケイト・ブランシェットの飾らない美しさに溜息が漏れる。映像の撮り方が一瞬一瞬絵になる撮り方をしていて、きっと感動する場面に出会う。一言で、美しい映画。

 

18位 スタンド・バイ・ミー

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1986年:アメリカ

監督 ロブ・ライナー

主演 ウィル・ウィトン

原作 小説:スティーヴン・キング「死体」

1986年アメリカ公開の映画。本作品は子供たちの青春冒険物として認識されているが、原作はモダン・ホラーの作家、スティーブン・キングの非ホラー短編集の中の『死体』という作品である。少年たちが好奇心から死体探しの旅に出かける話。描かれた少年期特有の友情は、きっと子供の頃の忘れていた感情を思い起させる。

 

17位 ドランクモンキー/酔拳

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1978年:香港

監督 ユエン・ウーピン

主演 ジャッキー・チェン

 〇拳という映画の基礎になっている作品。ストーリーは主人公のフェイフォンが師匠に出会い、つよくなっていくという単純なもの。だがそこがまたよい。ジャッキーチェンのコミカルで笑いを誘う可愛さも魅力。殴り合いは嫌い!なんて言っていないでとりあえずこの王道作品はみておこう。

 

 16位 マトリックスシリーズ

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1999年:アメリカ

監督 ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスッキー

主演 キアヌ・リーブス

SF映画だがカンフーや哲学なども含んだ、奥の深い作品。1999年にアメリカで制作されたが、当時としては斬新だった撮影の方法を用いているなど、見所の多い作品。

キアヌ・リーブス演じる主人公のトーマス・アンダーソン(裏の顔はネオ)は起きているのに夢を見ているような感覚に悩まされていた。あるときトリニティと名乗る謎の女性と出会い、彼女の仲間のモーティアスを紹介される。モーティアスは「貴方が生きている世界は仮想現実だ」と衝撃的なことを告げる。実は、ネオの生きていた世界はコンピュータの反乱によって作られた世界で、彼も支配を抜け出し現実の世界で生きることになる。

この世の中は全て仮想空間である、という哲学的で大胆な発想のハイクオリティな映画。考えさせられると同時に、斬新でかっこいいアクションシーンにも注目できる。みるべき作品。

 

 15位 ローマの休日

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1953年:アメリカ

監督 ウィリアム・ワイラー

主演 オードリー・ヘプバーン

 オードリーヘップバーンの映画デビュー作。これは絶対に見るべき名作。ヨーロッパ各国を表敬訪問中のオードリー演じるアン王女は過密なスケジュールと堅苦しさから、城を抜け出しひとりでローマの街に出る。そこで、新聞記者のグレゴリー・ペック演じるジョーに出会う。オードリーの初々しい可愛さと、髪の毛をバッサリ切るシーン、オードリーの純真な心を見抜いたグレゴリー・ペックが起点を利かせた彼女の予期せぬアドリブだという、ローマの観光名所である真実の口での名演技に注目。

 

 14位 極道の妻たち

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1986年:日本

監督 五社英雄

主演 岩下志麻

任侠映画をみたことが無いならば是非おすすめする。女側の視点から見たやくざ映画である。岩下志麻とかたせ梨乃が姉妹を演じており、最高に美しく、最高にかっこいい。話し方、服装、考え方など一般の映画とは常識が違い、非日常を味わうのにちょうどいい。

 

13位 アバター

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2009年:アメリカ

監督 ジェームズ・キャメロン

主演 サム・ワーシントン

ジェームズ・キャメロン監督による3D公開が大きく取り上げられた映画。地球の熱帯を思わせる惑星パンドラで物語は進行する。資源の発掘を願い出る地球側の会社RDA社の提示する条件に先住民のナヴィ族は全く関心を示さず、捜査員がナヴィ人の身体と精神をリンクさせたアバダーとして現地への調査に入る。そこで未開で原始的な生活が始まるも、彼らの崇高な生き方に触れ、捜査員のジェイクの心は変わっていく…。

この作品はアメリカの先住民支配を批判しているように感じる。自分たちの価値観で突き進もうとするアメリカの軍部と先住民の世界に溶け込み彼らを理解した青年が戦うという話。『ラストサムライ』と構成は似ている。アメリカの軍部を批判している、などということでアメリカ国内でも賛否両論あったようだ。アミニズム的なナヴィ族の価値観や、もののけ姫や風の谷のナウシカを思わせる惑星パンドラの森など、宮崎駿の世界観にも大きく影響を受けているようだ。いろいろな観点から、ぜひ見てほしい作品。

 

12位 芙蓉鎮(ふようちん)

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1987年:中国

監督 謝晋

主演 劉暁慶

原作 小説:古華

中国の文化大革命の一端を観ることのできる映画。主人公のフー・ユゥーインは美人で働き者で人から好かれる性格で、夫婦で米豆腐の店を営んでいる。店は繁盛し夫婦は経済的に豊かになる。しかし、それをよく思わない者もいて…

中国のことを知る第一歩になる映画。日本の歴史では起こりえない中国ならではの葛藤が伺える。きっと知らなかったことをたくさん知ることになる。この映画をみると僕たち日本人と顔が似ている中国人が良くでも悪くでもなく、日本人とは性質が違うのだとひしひしと感じる。顔が似ているだけに少し奇妙に映るだろう。

 

11位 風の谷のナウシカ

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1984年:日本

監督 宮崎駿

言わずと知れた宮崎駿監督の傑作映画だが、この作品を見るときには様々な考察をするとより深く観賞をすることが出来る。それぞれ好みはあるにせよナウシカは宮崎駿監督の作品のヒロインの中で、一番魅力的な少女ではないだろうか。ナウシカは無邪気に笑い怒りを爆発させ声を荒げるなど、様々な感情をころころと転がす。彼女は心優しく慈愛に満ちているが、無鉄砲に感情のままに怒りを表すこともする。これは彼女が女性と少女の間を不安定に生きている証である。見るものを引きつける魅力はそうした不安定さにあるのではないだろうか。

またこの作品は世界観が完成されている。宮崎監督独自の世界の中を風が吹き抜け、人々が生きている。死の森腐海は、原発事故に汚染された土地を連想させる。人間の力とはいったいどこまで使っていいものなのか、人とは自然の中でどのように生きていくべきなのか。恐ろしい力を前にしても欲望を優先させる人間を描き、力を前にその力を敬い共生していこうとする人々も描いている。人類の未来に警鐘を鳴らす作品としても見ることが出来るこの作品を、ぜひゆっくり鑑賞していただきたい。

 

 10位 マイ・ルーム

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1996年:アメリカ

監督 ジェリー・ザックス

主演 メリル・ストリープ

原作 戯曲:「マーヴィンの部屋」

レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ダイアン・キートン、ロバート・デニーロの共演作品で、演技の上手い俳優が揃っている。家族の絆の物語。メリル・ストリープ演じる美容師のリーは女手ひとつで2人の子供を育てていた。ディカプリオ演じるハンクは反抗期で家に火をつけて少年院に入っていた。住む家を失った一家は20年ぶりにフロリダの実家に戻る。そこには介護に追われるリーの姉のベッシーがいた。ベッシーの優しさに次第に心を開いていくハンクだったが、ベッシーは病気に侵されていた…。何気ない家族の幸せを描いた映画。心が洗われるようなストーリー。

 

 9位 七人の侍

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1954年:日本

監督 黒澤明

主演 三船敏郎/志村喬

映画の神様、黒澤明監督の超名作。今までに無かった表現で海外の映画界をも唸らせた作品。日本の戦国時代を舞台とし、野武士の略奪に困った農民たちが武士を雇い、野武士からの強奪から村を守ろうとする。勘兵衛を筆頭に七人の武士が集められ、村を守るべく作戦を実行する。集められた武士の中には、武士に憧れた農民出身の菊千代と名乗る青年も含まれる。菊千代の役は力強く貫禄のある演技が特徴の天才俳優三舟敏郎が演じる。日本の本物の『カッコいい』が詰まっている。物語の構成、映像のアングル、アメリカ人のユル・ブリンナーはこの作品に感銘を受け、『荒野の七人』というオマージュ作品を制作しており、その作品も評価されている。しかし、脚本の買い取り価格はたったの250ドルであったとか。

 

 8位 ブラック・スワン

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2010年:アメリカ

監督 ダーレン・アロノフスキー

主演 ナタリー・ポートマン

 ナタリー・ポートマン演じるニナはバレエに人生を捧げプリマを目指している。『白鳥の湖』でプリマの候補に上がるも、白鳥だけでなく邪悪で官能的な黒鳥も演じなければならず、几帳面で真面目なタイプの彼女には向いていない。黒鳥のほうも演じるには、新人でライバルのリリーの方が向いている。監督はニナには性的な魅力、情熱などが欠けていると責め、ニナは精神的に疲れていく。そして被害妄想、幻覚に悩まされるようになる。彼女は監督の求めるような演技と引き換えに自身を崩壊させていく…。

日本ではR15指定作品になるなど、この作品はスリリングでホラー要素があり、官能的でもある。この映画を作るときにダーレン・アロノフスキー監督は精神的に追い詰められる主人公ニナ役を演じるナタリー・ポートマンが、よりリアルで真に迫った演技ができるようスタッフや他の役者に「彼女に冷たく接するように」なんて悪魔のような指示を出していたとか。

 

 7位 カラー・オブ・ハート

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1998年:アメリカ

監督 ゲイリー・ロス

主演 トビー・マグワイア

テレビ番組のモノクロの世界に生きる住人たちが、主人公たちの影響で鮮やかな色に変わっていく話。主人公は高校生のデイビット(トビー・マグワイア)と妹のジェニファー(リース・ウィザースプーン)。兄のデイビットは50年代の白黒テレビドラマ『プレザントヴィル』に夢中のオタク、妹のジェニファーは恋と自分の外見ばかりに夢中。二人は不思議なリモコンのせいで、プレザントヴィルの世界に入ってしまう。その世界は全て白黒で、毎日が同じ、誰もが純粋の世界であった。犯罪もドラッグも不倫もセックスもない、平和で完璧な世界である。その世界に2人はそれぞれ刺激を与えていく。しかし、それがその世界を対立させていき…。ファンタジックで楽しい映画としても見ることができるが、『変化』や『多様な価値観』などについて問題提起をしている作品としても見ることが出来る。

 

6位 ヤング・ゼネレーション

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1979年:アメリカ

監督 ピーター・イェーツ

主演 デニス・クリストファー

スタンドバイミーの青年版、といったところ。ベタ過ぎる青春映画だがそこがいい。主人公と友人たちのそれぞれの若者らしい性格や考えが魅力。主人公のデイヴは自転車にかける情熱がハンパなく、自転車なら右に出るものがいない。自転車以外取り柄がない(笑)が、純粋で素直な性格の彼がまっすぐに夢と向き合う姿は本当にかっこいい。爽快なさっぱりとする映画。みた後はこころが汗を流して洗われるような感覚に・・・。

 

5位 チョコレート・ファイター

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2008年:タイ

監督 プラッチャヤー・ピンゲーオ

主演 ジージャー・ヤーニン

 スタントマン無し、CG無しの迫力の傑作タイ映画。主人公の少女ゼンは日本のヤクザのマサシ(阿部寛)とタイのマフィアの女であるジンの間に産まれた。脳に発達障害があるものの、一度見た技を一瞬で習得できる能力を持ち、病気の母の病院代を作るため借金の取立てを行う。話が進むにつれてその力は研ぎ澄まされていく。主人公ゼンのスッキリする本物アクションに大注目。ゼンを演じるジージャー・ヤーニンはバンコクのコテンドー大会で金メダルを獲得したこともある実力者で、しかも超かわいい!!日本やハリウッドのまがい物カンフーとは違う本物の貫録。

 

4位 誰も知らない

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2004年:日本

監督 是枝裕和

主演 柳楽優弥

 巣鴨子供置き去り事件を元にしたノンフィクション映画。母親に育児放棄された戸籍もない子供たちの子供だけの生活を淡々と描いている。戸籍のない子供たち、子どもだけで生きるということ、大人の無関心など様々な問題について考えさせられる。重い映画で気分が暗くなるが、見るべき価値はある名作。

柳楽優弥の幼くして重すぎる責任を負わされた少年のリアルで真に迫った演技、YOUの無責任母親の演技、妹たちの世間知らずの演技など演技は日本映画のなかでハイクオリティ。それだけでも楽しめる。

 

 3位 12人の怒れる男

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1957年:アメリカ

監督 シドニー・ルメット

主演 ヘンリー・フォンダ

 1957年アメリカ制作の法廷ものの映画。物語はたった一つの部屋の中だけで進行していく。父親殺しの罪に問われた少年の裁判を陪審員として傍聴した12人の男たちが、少年の有罪無罪を巡って議論する。はじめは12人中11人が有罪と判断していたが、全会一致制のため有罪が確定しない。一人だけ無罪を主張した男は、証拠不十分だと言う。他の11人はそれに納得できず、彼の意見を伺うと次第に一人、また一人と有罪から無罪に変わっていく。密室の中で、12人の男たちが心を裸にしての熱い議論が繰り広げられる。

ハリウッド映画のようにお金をかけて迫力のCGを使えば面白い映画をつくれる!などという思想とは正反対の、豪華とは程遠いこの映画。この作品をみることで、面白い映画とは何なのかきっと考えさせられるだろう。

 

 2位 千と千尋の神隠し

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2001年:日本

監督 宮崎駿

宮崎駿監督が、10歳の少女に向けて作ったとされている映画。不思議な世界に投げ込まれた千尋が内に秘めていた生きる力を呼び覚ましていく。今、安全な世界の中で物語の初めの千尋のような無気力な子供が多い。しかし、その子供たちも本当は強い力を秘めているのだ。力強い問いかけがこの作品にはある。個性豊かで魅力的なキャラクターたち、壮大で不思議な世界観、細部までこだわった映像技術など、語りきれない魅力がある。

また、この映画は非常に日本的な映画である。曖昧ではっきりとした答えはなく、悪役らしい悪役はいない。欧米のアニメによくある勧善懲悪的な思想も入っていない。千尋は誰かを倒したわけでも、不思議な世界を変えたわけでもない。ただ、迷い込んだ世界の中で大切なものを守ろうと奮闘しただけだ。この物語は子供も大人も楽しめる。一度見ただけでは難解で消化しきれないが、見れば見るほどに味が出てくるのがこの映画だ。この作品は日本のアニメーション、映画の代表だといっていいと思う。

 

 1位  グッバイ、レーニン

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2002年:ドイツ

監督 ヴォルフガング・ベッカー

主演 ダニエル・ブリュール

ドイツの東西統合から始まる母と息子のハートフルドラマ。ベルリンの壁が崩壊したことを知らない大好きな母のために、母の為の優しい嘘をつく息子アレックスの姿をコミカルに描いている。

バリバリの社会主義者の母は東西ドイツの統合を知らないで倒れてしまう。アレックスは医者に「母に精神的ショックを与えるな」と忠告される。アレックスは姉や周りの人も巻き込み、母に東ドイツが変わってしまった事を知らせないように奔走する。たとえば、東ドイツにはバーガーキングやコカ・コーラがなく、母がそれらを目にしないように取り繕ったり、配給時代のピクルスのビンを集めたり、洋服も東ドイツ時代のものを探したりなどだ。しかし、急速に変わり行く世界のなかで『母の信じた世界』を守り続けることは難しく…。

この物語は母と息子の愛の物語である。しかし、それ以外の大きな見所がある。日本人がよく知らない東西ドイツ統合について身近に感じられることだ。日本は戦後アメリカに占領され、今の日本人は資本主義社会しか知らない。そんな僕たちの感覚に疑問を与えてくれて、つくづく世界はアメリカ化していっているのだと気づかされる。題名から見ると、お堅い映画なのかと思ってしまうがそんなことはない。確かに勉強になる部分もたくさんあるが、ヒューマンドラマとして、恋愛映画として、コメディとしての側面もある。特に終盤母に注目して見ていると、母の愛の作品としても見ることが出来る感動作品だ。エンディングが近づくにつれて、体に鳥肌がたつのを感じるだろう。バランスのとれたこの良作、是非ともみるべき!

 

あとがき

お気づきの方もいると思いますが、このランキングはしっきーさんのこちらの記事


 に触発されて書いたものです。自分の中で映画は結構見てきたし、こういったものも書けるなら書いてみたいなーと思っていましたが、実際書いてみると非常に大変でした。普段からこんなには書けません…。

記事の中でも長く書いたものや、少し手を抜いたものなどはバレバレですが、こうやって自由に書けるのは非常に楽しかったです。これから少しずつ文章を足していこうかなと思っています。

本当は他にも、ボーイズライフとか、最強の2人、戦争と平和やジュマンジなど、載せたいものはたくさんあったのですが、とりあえず50個にまとめてみました。ちなみに、こういったランキングに必ず入っている「ショーシャンク」は、名作ですが個人的に好きになれないので入れていません。なぜかは言葉にしづらいのですが。

途中から映画の紹介というよりかは、映画を見た前提のレビューっぽくなってますがその辺は気にしない。

またアクション映画編や、明るい気持ちになる系も、機会があったら書いてみたいです!

長文読んでいただきありがとうございました。

 

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