今週見た映画です。ない金をはたいて(というか親に借金中)台湾に行ったりしていたので、ほぼ先週の土日に見たものですが、記録としてを残していきます。
ミリオンダラーベイビー
監督:クリント・イーストウッド
主演:クリント・イーストウッド
多数の賞をとっている超有名作品。ボクシングの世界で、コーチのフランキー(クリント・イーストウッド)がアラサーの女子マギー(ヒラリー・スワンク)をボクサーとして鍛え上げていくという話。家族の愛を全く受けずに育ったマギーは努力家で、年でのハンディを全く感じさせないほどの戦士に成長する。しかしタイトルマッチ戦で負傷し、全身不随となってしまうという話。
題名からお気楽な話かなと思って見ていたら、めちゃくちゃ重い話。最後の30分くらいに全てが詰まっていて、個人的には、マギーには家族の愛がなく、支えてくれる人が年寄りのフランキーしかいなかったので、この話のように本人の意思を尊重するのがいいかなと思っている。ただこの話では、障害者が障害者として懸命に生きている描写がなく、そのあたりで意見が分かれるかとも思う。いずれにしても、扱っているテーマや、画面の暗さなど、非常にこの監督らしい作品になっている。好きとは言えないけど。最新作の「アメリカンスナイパー」も、だいぶ注目されていますよね。
プロジェクトA
監督:ジャッキー・チェン
主演:ジャッキー・チェン
とりあえずメジャーどころを早く見ておきたいという願望があります。アメトークなどでも取り上げられ、日本でもかなり有名な作品。ストーリーは、水平警察であるドラゴン(ジャッキー・チェン)たちが、海賊を倒すという話。
なんと言ってもアクションが凄い!出てくるキャラが皆血の気が多くて、すぐにバトルが始まってしまうのが面白い。最も注目されるのが、ジャッキー・チェンの時計台からの落下シーン。スタントマンでなく本人による命がけのシーンで、骨折もしたそう。しかも2回NGだったらしく、3回落ちたみたいです。実際、本編でもなぜか2回落ちてます。その前にある自転車のチェイスも凄いアクション!香港映画にありがちな、回収されない謎の伏線もなく、テンポよく話が進んでいきます。これは絶対見るべき名作でした。
イエスマン
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監督:ペイトン・リード
主演:ジム・キャリー
暗くてジメジメしていて、何を言われても全てNoと答えていた青年。彼の人生は全て負の方向にいっていた。しかしとある胡散臭いセミナーに出てから、何を言われてもYes!と答える人生に変える。すると彼の人生は一転して、仕事も恋愛も良い方向に向かうという話。
日本でも自己啓発本とかは売れ行き絶好調であって、きっと誰しもそういうのにハマる時期ってくるんだと思います。実際僕も、自己啓発セミナーなんてのに友達と行ったことがあります。でもそういったセミナーって、大概無意味ですよね。結局好きなことを始めれば、体なんて勝手に動くし、そういった本ばかり購入していた過去の自分が、すごくバカらしく感じます。とこの映画をディスるようなことを言うのですが、この映画ほどキレイに人生が一転すると、なんかすがすがしさすら感じます。映画中にある「何でもYes!」なセミナーは、正直日本でやったら誰もついてこないような宗教みたいになっていますが、「映画」としてみるとなんか心にスッと入ってくるようになるんですよね。個人的に、自分を変えたいときに大切なのは、自分の中にある一定の判断基準を “ずらす”ことであり、それを極端に表したのがこの映画なのだと思います。自己啓発本ばかり読んでいて、なかなか自分が変えられないという方は、見ることをおススメします。
家族はじめました
監督:グレッグ・バーランティ
主演:キャサリン・ハイグル
ピーター・アリソンは、1人娘のソフィーを持つラブラブ夫婦。そしてピーターの親友エリックと、アリソンの親友ホリー(キャサリン・ハイグル)と5人でよく遊んでいた。しかしエリックとホリーは犬猿の仲であった。ある日、とある事故でピーターとアリソンが亡くなってしまい、彼らの遺書で、エリックとホリーがソフィーを育てなければいけなくなる。結婚すらしていない、出産すら経験していない、何しろ犬猿の仲である2人は子育てができるのか?という話。
子育てすらしたことない人が子育てを始める。という設定なので、学生ではあるが自分と重ねてみていた。この男女は二人とも仕事で上昇意識があり、子育ては明らかに生活の邪魔になる。僕はきっと将来、そんなことを考える男になるのではないかと感じていて、ちょっと怖かった。でも三人くらいは子どもが欲しい思いはあります。僕自身、何かにハマると、それ以外に手がつけられなくなるような単細胞男なので、これでは仕事もあんまりできないような人間になってしまうのではと思っています。うう、現実を叩きつけないでおくれ。
アメリカンビューティー
監督:サム・メンデス
主演:ケヴィン・スペンシー
娘の親友である、アンジェラに恋をしてしまうという、相当気持ち悪い話。
娘の父親であるレスター(ケヴィン・スペンシー)一家は、一見平穏な、幸せな家庭にいるように見える。しかし物語が進むにつれて、父親も、母親も、娘も、娘の親友も、近所の人も、全ての人の気持ち悪い部分が次第に見えてくるのだ。特別グロイ描写があるわけではないのだが、途中から本当に気持ち悪くて、何か見たくなくなった。全ての人間は、負の部分を持ち合わせているという、普遍的なテーマにグロいストーリーを合わせることで、有名というか珍しい作品になっている。
ボディーガード
監督:ミック・ジャクソン
主演:ケビン・コスナー
女性歌手レイチェル(ホイットニー・ヒューストン)を、SP(ケビン・コスナー)が護るという話。実際はどうなのか知らないが、わがままで、情緒不安定なレイチェルを、体のみならず、心の面から支えていく。
最初は全く信用されておらず、必要とされていなかったSPだが、次第にその業務が信頼されていく。SPというと、厳格で、感情を無にし、淡々と任務をこなすイメージがある。このSPも最初はそのように振る舞うのだが、次第にレイチェルに恋心を抱き、終盤ではめちゃくちゃ感情をむき出しにしてる…。「俺は感情に流されるから若い女性は護らない」とまで発言するほどで、途中、無関係な民間人を殴りまくって血みどろに…おいおい大丈夫かと言いたくなるけど、その熱い心が物語を面白くしている。最後まで愛する人を護る魂が見れて、心に響く!そしてホイットニー・ヒューストンの名曲「I Will Always Love You」も美しい。
オーケストラ
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監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
主演:アレクセイ・グジュコブ
かつて天才指揮者として知られていたアンドレイ(アレクセイ・グジュコブ)は、ユダヤ人排斥政策に従わなかったため、30年も音楽界を離れていた。しかしパリの劇団が仕事をキャンセルしたという情報を聞き、音楽業界復帰のチャンスだと思った彼は一人ひとり交渉して、オーケストラを組む。という話。
内容としてはコメディに近くて、結構感動させにきている感じがした。けど主人公の音楽に対する悩みや思いが、おもしろおかしく描かれている。最後のオーケストラがそろうところは感動です。
今週の一番!
ボディガード
うーん。「プロジェクトA」とで悩みました。ジャンルも時代も大きく違うので、一概に比べられないですが、SPの熱い心と、精神的に不安定になりがちな大物歌手という、バランスのとれた二人を見ていて、何か安心感がありました。「ミリオンダラーベイビー」とかは、好きな人ははまる映画だと思いますよ。
他の方の映画記事など、かなり参考にして見ていこうと思っています。
今週のお供
ちなみに日本酒好きですが、のみ始めたばっかなので、全然詳しくないです。感想は当てにしないでください。
大雪
北海道に行った友人がくれたもの。すごく飲みやすい
どうでも良いですけど、アマゾンでお酒を頼もうとすると、送料高いですね。やめた方が良いのでしょうか。
50記事目!読んでいただきありがとうございます。
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今週見た映画
今週のお題「ふつうに良かった映画」